NDL(国立国会図書館)連携機能の実装
ナラ🔔ベルに書籍を登録する場合は,これまで楽天BooksとopenBDを利用していましたが,この2つのリソースに加えて,NDL(国立国会図書館)の書籍データを流用できるようになりました。
現在,テストサイトで,機能公開中です。しばらくテストを行って,問題なければ本番環境に適用いたします。
書籍登録は,単冊登録と一括登録の2方式がありますが,両方式ともに対応しています。利用する書籍データの優先順位は,
- openBD
- 楽天Books
- NDL
となります。上記3つのうち,最もくわしい書籍情報を持っているのは,openBDです。openBDには,書影,目次,あらすじが含まれるデータが最も多いです。NDLは目次,あらすじは含まれず,書影については,別のAPIを使って取得します。
詳しくは以下を参照してください。
NDLとの連携ができたことによって,和書でISBNがある書籍については,多くの部分でデータの流用が可能となり,タイトル等を手入力する必要がなくなり,さらに簡単に書籍の登録ができるようになります。
ぜひ,ご活用ください。
テストサイト公開【公開中止】
ナラベルWebサービスのテストサイトは、新システムの開発に伴い、現在運用を停止しています。
ナラベルのテストサイトが公開となりました。ナラベルを本格的に利用する前に,どんなことができるのか,試してみませんか?どのような利用方法でもOKです。ただし,テストサイトですので,以下の事項について,ご承認いただいた上でご利用ください。
【テストサイト利用における注意事項】
- テストサイトの利用については,無保証となります。いかなる事項も担保されません。
- 事前の通知なく,テストサイトの停止・機能改編が行われます。
- 事前の通知なく,ユーザーが登録したデータを削除することがあります。
- テストサイトにおいて,いかなる責任も運用管理者は負いません。
事前に予定している停止やデータの削除等は,Twitterや当ブログで事前アナウンスをできるだけ行いますが,突発的な要因でデータ削除を含む作業を行う可能性もありますので,利用については,その点をご留意ください。
テストサイトは,本番サービスの機能検証も兼ねています。
テストサイトを運用しているサーバは非常にリソースが少なく,大量のリクエストなどがあった場合には,停止する場合がありますので,極力,過度に負荷をかける利用はご遠慮ください。
テストサイト利用に際して,ご質問や要望,バグ発見などがありましたら,TwitterのDMでお知らせください。可能な限り対応させていただきます。
ナラ🔔ベル Webサービス リリース
Webページの登録
Webページの登録方法を説明します。基本的には,書籍の単冊登録と同じです。
まずは,ナラベルにログインして,Webサイトの登録をしたいテーマの下部にある「+」ボタンをクリックします。
資料登録画面が表示されたが,画面左側のリソース検索を使います。リソース検索にある「Webページ」と期されたタブをクリックし,WebページのURLを入力する画面を表示させます。
URL入力ボックスに登録したいURLを入力して検索ボタンをクリックすると,検索結果が表示されます。自動的にWebページのタイトルが表示されます。
登録するWebページが正しく表示されたら,タイトル部分をクリックしてください。登録画面にデータがコピーされます。画像部分をクリックすると,指定したURLのページへジャンプします。
画面画像データの作成は,https://blinky.nemui.orgのスクリーンショット作成機能を利用してます。
【リソースタイプ】,【リソースURL】,【資料タイプ】は自動的に入力されます。変更する必要はありません。
【タイトル】Webページに設定されているタイトルが自動で表示されます。必須項目なので,もし空白の場合は,入力してください。
タイトル以外の項目は,書籍情報用なので入力の必要はありません。
【コメント】このサイトの説明文などを入力してください。文字数制限があります。(900バイト)
【タグ】このWebページのキーワードを付与してください。複数のキーワードを入力する場合には,半角空白で区切ってください(全角空白は自動的に半角空白に変換されます)文字数制限があります(300バイト)
【登録番号】,【請求記号】,【展示場所】,【OPACリンク】は図書館が利用する書籍情報なので,入力の必要はありません。
【並び順】Webページの並び順を設定します。同じ数字の場合は,ID順(登録を早くした情報順)で表示されます。書籍情報ともこの並び順を共有しています。
【公開状態】公開しない場合には,非公開に設定してください。その他のユーザーには表示されません。
入力が完了したら,矢印ボタンをクリックしてWebページを登録します。
再度矢印ボタンをクリックすると,Webページの登録が完了します。完了すると,Webページの詳細への遷移します。
これで,Webページの登録は終了です。
【注意】
Webページのスクリーンショットは,https://blinky.nemui.org を利用していますが,Webページによっては,即時にスクリーンショットが作成されません。その場合には,作成中の画像が表示されます。
この画像が表示されていても,一定時間経過後にスクリーンショットが作成されますので,そのまま処理を継続してください。
書籍の登録(一括複数冊編)
ここでは,書籍の登録を一括で行う方法を説明します。
一括複数冊登録には,2つの方法があります。
- 登録用CSVファイルから登録する
- キーワード検索などで書籍を選択して登録する。(コメント,タグの付与不可)
となっています。登録候補の選定までは手順が異なりますが,登録方法は同一になります。
【CSVファイルの準備】
CSVファイルの作成においては,以下の点についてご注意ください。
- CSVファイルで登録する書籍には,ISBN必須です。
- CSVは,ISBN,登録番号,請求記号,配置場所,タグ(キーワード),コメント(説明文)の順に記載してください。
- CSVファイルの文字コードは,SHIFT JISのみ対応しています。
- CSVファイルは,MS Excelでの作成推奨です。それ以外の場合には,正しく読み込めない可能性があります。
CSVファイルが準備できたら,CSV登録画面に遷移します。書籍を登録したいテーマの下部に表示されているアップロードボタンをクリックします。
まだ,このテーマには登録された情報がないので,「展示 0」と表示されています。
【CSVファイルの読み込み】
ファイルを選択する場合には。「参照」をクリックしてください。ここでは,Book1.CSVが選択された状態です。ファイルを選択したら,アップロードボタンをクリックしてください。CSVファイルにあるISBNをキーとして,データを取り込みます。
CSVデータが取り込まれると,CSVファイルに含まれた情報が,ISBN単位で表示されます。この段階では,まだタイトルなどの書籍情報は表示されません。CSVファイルに含まれる件数と画面に表示される「総件数」が同数であることが確認できたら,書籍情報の流用に取り掛かります。
【データ流用】
データ流用ボタンをクリックすると,書籍情報の流用が開始されます。各種データベースをISBNで検索して,タイトル等の情報を流用します。1レコードづつ処理しますので,処理済み件数とエラー件数の合計が,総件数と同一になったら,データ流用は完了です。
データ流用が完了すると,タイトルや書影が表示されます。データを流用できなかったレコードにはタイトルが表示されず,「このレコードを処理対象とする」チェックボックスにチェックが入りません。
「このレコードを処理対象とする」チェックボックスにチェックを入れても,データ流用ができなかったレコードについては,登録の時点でエラーとなります。
データ流用ができたレコードについても,「このレコードを処理対象とする」チェックボックスのチェックを外すことによって,登録対象から外すこともできます。
データ流用が完了したら,「+」ボタンをクリックします。
【書籍データ登録】
プラスボタンをクリックすると,実行を確認するメッセージが表示され,実行ボタンをクリックすると,登録処理が開始されます。
登録処理が完了すると,トップページに戻り,登録結果が表示されます。
テーマ表示には,登録された書籍データの件数が反映されます。
28件の書籍が登録されたことがわかります。
【リソース検索からの一括登録】
CSVファイルを利用せずに,直接リソース検索(楽天Books&openBD)から複数の書籍情報を登録することもできます。
まず,テーマに表示されているアップロードボタンをクリックします。
一括登録画面が表示され,画面の右側にリソース検索が表示されます。
検索ボックスにキーワードやISBNなどを入力して,登録したい書籍を検索します。
検索結果の中から,登録したい書籍について,「このレコードを処理対象とする」チェックボックスにチェックを入れます。すべてチェックしたい場合には,HIT件数の左側にあるチェックボックスにチェックを入れます。
「選択して一括登録」ボタンをクリック。選択された書籍情報が,中央エリアに表示されます。
あとは,CSV利用と同じ手順(データ流用→登録)を行い,書籍情報を登録します。
以上で,書籍の登録(一括複数冊編)は終了です。
書籍の登録(単冊編)
書籍を登録する方法は2種類あります。一つは,1冊づつ登録する方法。もう一つは,CSVファイルを準備して一括で登録する方法です。(キーワードで検索して一括登録する方法もあり)。
ここでは,単冊で登録する方法を説明します。まずは,書籍を登録したいテーマの下にある「+」ボタンをクリックします。
資料登録画面へと遷移します。
直接,タイトル等を入力することもできますが,ISBNやタイトルが分かっている場合には,書籍データを楽天BooksやopenBDから流用することができます。
【リソースを検索して書籍データを流用する】
書籍登録画面の右側にリソース検索エリアがあります。ここで,書籍タブの中の検索ボックスにキーワードやISBNを入れてリソースを検索します。
キーワードで検索して複数冊がヒットする場合は,150冊を上限に表示されます。
登録したい書籍が見つかったら,当該書籍のタイトルをクリックします。クリックすると,書籍情報が,資料登録画面へ自動的にコピーされます。書影をクリックすると書影データが表示されます。
*楽天Booksのキーワード検索は,図書館やカーリルなどの検索システムとは異なり,キーワードでの検索ヒット率が非常に悪いです。事前にAmazonやその他の検索システムでISBNを確認して,ISBN検索で書籍データを流用することをお勧めします。
【書籍データ詳細入力】
【リソースタイプ】書籍データの流用元を示します。書籍データを流用した場合は,自動で設定されます。書籍データをすべて自分で入力する場合には,オリジナルを選択してください。
【リソースURL】書籍の場合は空白です。Web情報を登録する場合には,URLが設定します。
【資料タイプ】冊子(書籍)かWeb情報を設定します。流用した場合には,自動で設定されます。
【タイトル】,【著者】,【出版社】,【出版年】,【ISBN】,【書影URL】は,書籍データを流用する場合には,自動で入力されます(流用元にないデータは設定されません)。必要に応じて,加筆・修正することができます。独自に書影データがある場合には,こちらの項目に画像データを表示するためのURL設定してください。画像サイズにご注意ください。
【コメント】この書籍に関わるコメントや説明文を入力してください。
【タグ】この書籍に関わるキーワードを入力してください。複数の単語を入力する場合には,半角空白で区切ってください。(全角空白は自動で半角に変換されます)
【登録番号】,【請求記号】は,図書館で本を探す場合の情報として入力エリアを設定していますが,必要がなければ入力しなくても問題ありません。
【展示場所】展示リストの場合は,実際に展示を見に行く方が分かりやすいように場所を入力してください。
【OPACリンク】この書籍の目録検索システムへのリンク(URL)を入力できます。ユーザー登録の際にカーリル図書館IDを設定している場合には,自動的にURLが設定されます。OPACリンクにURLが設定されると,書籍が表示される際に,図書館所蔵確認ボタンが表示されます。
【並び順】書籍とWebページの並び順を設定します。同じ数字の場合は,ID順(登録を早くした情報順)で表示されます。
【公開状態】公開しない場合には,非公開に設定してください。その他のユーザーには表示されません。
矢印ボタンをクリックすると,登録確認ウインドウが表示されます。再度矢印ボタンをクリックすると書籍が登録されて,書籍詳細画面に遷移します。
書籍データの登録はこれで終了です。
テーマの新規登録
テーマを作成するには,まずはログインします。ログインすると,画面右側,検索ボックスの上部に「テーマ作成」ボタンが表示されます。
「テーマ作成」ボタンをクリックすると,テーマ登録画面が表示されます。
1)テーマ詳細
【タイプ】プルダウンで選択してください。展示を選択すると,展示期間がテーマに表示されます。
【タイトル】テーマのタイトルを入力します。必須項目です。
【コメント】このテーマの内容や説明文を入力してください。必須項目です。
【タグ】このテーマのキーワード(タグ)を入力してください。複数指定する場合には,半角空白で区切ってください。(全角空白は自動で半角空白へ変換されます)
2)展示情報
【展示場所】展示の場合は,展示している場所を入力してください。
【展示期間】展示開始日と展示終了日を入力してください(カレンダー補助あり)
*展示期間とテーマの公開は無関係です。テーマの公開日は公開状態と公開予定日で設定してください。
3)公開情報
【公開状態】公開する場合は,公開するを選択してください。
【公開予定日】公開状態が公開するで,かつ公開予定日を経過すると,当該テーマが公開されます。
4)書架画像
【ファイルアップロード】テーマのイメージ画像をアップロードします。展示会場の写真や展覧会のパンフレットなど,画像であればどのようなものでもOKです。推奨サイズを必ずご確認ください。アップロードできるファイルサイズには制限があります。制限サイズは,100KBです。
5)登録実行
プラスボタンをクリックすると,登録できます。
確認ダイアログが表示されたら,矢印ボタンをクリックして,登録を終了させます。
登録が完成すると,テーマがカードスタイルで表示されます。
以上でテーマの登録は終了です。次は,作成したテーマに書籍情報やWebページの情報を追加します。