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一括登録機能の強化について

ナラベルの一括登録機能について,CSVで読み込める項目を追加し,より簡単に多様な資料を一括登録の対象にできるようになりました。

これまでは,以下の項目のみをCSVで読み込み可能でした。

  • ISBN
  • 資料のユニーク番号(登録番号など)
  • 請求記号
  • 配置場所
  • タグ(キーワード)
  • 資料へのコメント

上記項目に加えて

  • その他のID(国立国会図書館書誌IDもしくはJPマークID)
  • タイトル
  • 巻号
  • 著者
  • 出版社
  • 出版年
  • 当該資料へのダイレクトリンクURL(図書館所蔵確認ボタンの遷移先)
  • 当該資料が電子ブックの場合のURL(電子ブックで読むボタンの遷移先)

を読み込めるようになりました。これによって,ISBNのない資料やISBNはないが国立国会図書館に書誌がある資料,ローカルの図書館システムにしかない資料など,さまざまな状態の資料をCSV形式で一括登録することができます。

 CSVデータの項目順は,上記の表示順どおりです。

 

多くの図書館システムでは,所蔵データを書誌データ付きでダウンロードできる機能があると思いますので,図書館システムからデータダウンロード → ナラベルへ一括登録といったシンプルなデータ連携が可能となると思います。

 

一括登録時のデータ利用ルールは,以下のとおりです。

  1. ISBNがある場合には,openBD→楽天BOOKS→国立国会図書館の順に参照し,最初にヒットしたデータを利用する。3つすべてのデータソースにヒットする書誌はないが,CSVデータにタイトルが含まれている場合には,登録対象とする。3つのデータソースでいずれもヒットせず,かつCSVデータにタイトルがない場合には,登録対象としない。
  2. ISBNとその他のIDが両方ある場合,ISBNだけを利用する。その他のIDを使って国立国会図書館を検索しない。ISBNでいずれのデータソースにもヒットしなかったが,CSVデータにタイトルが含まれる場合には,登録対象とする。
  3. ISBNがなく,その他のIDがある場合には,国立国会図書館を検索し,ヒットしたデータを利用しますが,当該データにISBNが含まれていた場合には,そのISBNを使って,1.のステップを行います。
  4. ISBNもその他のIDもなく,CSVデータにタイトルが含まれている場合には,そのタイトルを使って登録対象とします。

注意していただきたいのは,CSVデータにタイトルや著者などの書誌情報が含まれていても,ISBNやその他のIDで検索して各データソースにヒットした場合には,ヒットしたデータの書誌で登録される点です。CSVデータに含まれるタイトルや著者を使いたい場合には,ISBNやその他のIDをCSVデータに含めないでください。

また,CSVの作成については,MS Excelを想定しています。それ以外のツールで作成したCSVファイルについては,読み込みエラーが発生する場合がありますので,ご注意ください。サポートしている文字コードは,シフトJISのみです。

 

この機能のリリースは,12月7日頃を予定していますが,リリースはTwitterで改めてお知らせいたします。

 

引き続き,ナラベルをご利用いただけますようどうぞよろしくお願いいたします。